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2020/09/03 05:49

こんばんは。

WhiteKings 店主です。


当店は
店主が欲しいと思う時計しか扱いません。

結果として
OMEGA(と、店主の趣味のブローバ)が
大半を占めるという、
変わったお店になっています。



常時ラインナップにあるようにみえる
モデルたちも、
相当な”好き”を以って入荷しており、
結構身を削った内容だったりします。


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今回も当店の愛する
Seamaster120についてです。


【Seamaster120 関連コラム】




店主が初めて手にした
ヴィンテージダイバーズウォッチ
シーマスター120。

自分の腕に収まる
40mm以下のダイバーズを探していた私は
バーインデックスとペンシルハンドで
構成されたこのモデルを知って

『何て格好良いモデルがあるんだ!』
と興奮したものです。


しかしこの時計を調べ始めた当時は
正直『どんな時計なのかよくわからない』
という印象でした。

関連本では『薄型ではめやすい』
とか
『黒文字盤が格好良い』
とか

Seamaster300やサブマリーナと比べて
ずいぶんとやる気のない記述で
このモデル、大丈夫か?と思ったものです。

仕様についても
どこまで研究が進んでいるのか不明。

とにかく、
知りたい情報が全く出てきませんでした。

結果、
店主がコラムで述べる情報は
実際に手にして感じたこと、
気づいたこと、
収集を通してコレクター同士で
情報交換した内容など
生の情報を意識して公開しています。



Seamaster120の大きな魅力は、
他ダイバーズモデルにはない
圧倒的なバリエーションでしょう。


当初、
海中を主戦場とするダイバーズウォッチに
デイト機能=カレンダーは
あまり意味のないものでした。

ノンデイトは
職業然としたストイックな仕様です。


対して、
非職業ダイバー向けに登場した
Seamaster120にとって
日常使いできるデイト機能付きが
ニュー・スタンダードだったと思われます。

実際、
現存する個体は圧倒的に
デイトモデルが多数を占めます。


しかし、『ノンデイトが良い!』
というわがままなツボを押さえてくれるのが、
膨大なラインナップを擁した
Seamaster120の懐の深さです。




OMEGA Seamaster120 Automatic Cal.552


久しぶりに入荷した
ノンデイト/自動巻きモデルです。

店主が最も好きな組み合わせかもしれません。


この組み合わせ、実は稀です。

先の通り、
デイトモデルがアイコニックな存在である
この120にとって、
あまり売れない仕様だったのでしょうか。
滅多に出てきません。

見つかっても瑕疵や納得できない箇所が多く、
入荷に至ることは稀です。


300シリーズの
カジュアルダウン版とは思えないほど
ストイックでイケメン顔。





手巻ノンデイトに比べ、ふっくらとした厚み。




端正な顔立ちだからこそ、
カレンダーのない表情はグッとくるものがあります。


実は
手巻きモデルとは微妙にフォントが違います。




当店の過去の個体と見比べてみてください。


針、風防、竜頭。当時の仕様です。



16.5㎝程の腕回りに。




ジャストフィットです。

袖口にもすっと収まります。




ノンデイトのダイバーズウォッチで
安定感のあるムーブメントを採用し
かつ現実的な価格で手に入るのは
稀有ではないでしょうか。


ジャストフィット、
さらりとした着けこなしを
提案する当店にとって
絶対に外せない時計。


今回も
自信をもってお勧めします。


【商品詳細】



WhiteKings 店主