2020/04/11 05:44
おはようございます。
WhiteKings 店主です。
先日コラムにてシーマスター120のカラーバリエーションについて取り上げました。
前回、ブルー以外にもカラーバリエーションが存在し、カラー展開は3色または4色とお答えしましたが、ダイヤルを含めると実はそれ以上のバリエーションがあったのではと当店は見ています。
120のラインナップは解明されていない点が多く、当店でも全貌がつかみ切れていません。
非常に魅力的で悩ましい、まだ見ぬモデルが眠っているかもしれません。
皆様は深緑のダイバーズウォッチ というと、どんなモデルを思い浮かべるでしょうか。
ROLEXのグリーンサブマリーナ、SEIKOのプロスペックス、ORIS...
店主はこの個体が目に浮かびます。
Seamaster 120 Boys 31mm Moss Green




ノンデイト(日付なし)の手巻き仕様。
落ち着いたグリーンの回転ベゼルは、色抜けして仄かにメタリックな輝きを放ちます。
このような希少カラーになると、もはや手巻き/自動巻き デイト付き/ノンデイト どの仕様が珍しいかと議論するのも野暮です。
それほど現物にはお目にかかれません。
店主がこのモデルを知った当初、何かのジョークかカスタム品(改造品)だと思っていました。
その後よくよく調べると、実際にラインナップに存在したモデルと明らかになり、一時期は血眼になり探しましが、すぐ収集を中断してしまいました。
国内ショップにて入手した個体は、なぜかどれも外観に修復が施されていました。
このような色味は傷みやすかったのか、ダイヤル=文字盤には大なり小なりリダン(描き直し)の痕跡があり、ベゼルやダイヤルも他カラーと組み合わされていたり、オリジナル性に疑問が残ることもありました(それらに気づいたのはずっと後のことで、当時はそれらの「ガッチャモノ」が本当に展開されたモデルなのかも把握していませんでした)。
本来暗所ですぐ輝きを失ってしまうはずの夜光が煌々とブルーに輝き続けるさまは、無知な店主のモチベーションを下げるには十分でした。

※画像はイメージです
そのような経緯と、このカラーの模造品が海外で生産されているという事実が、収集への苦手意識を当時の私に植え付けました。
大変苦い思い出です。
この個体に話を戻します。
今回の個体は、オリジナル性をしっかりと保つ良品。
入荷した店主も思わず唸りました。

ルミナスポイントは経年摩耗はあれど脱落せず残っており、全体的にかなり良いコンディションを保っています。
31mmというサイズは、ダイバーズウォッチのミニチュア的な愛らしさと、フルサイズ(37mmサイズ)にはない繊細さを秘めています。
手巻きならではのフラットな裏蓋は、手首の上でぴったりと収まります。

ブルーはベゼルの発色がビビットなのに対し、グリーンはワントーン抑えめの印象。
奇抜でポップなカラーリングとは異なる、どこか落ち着いた色味は当シリーズのカラーバリエーションの魅力といえます。
この個体、前回コラムのBULOVAとともに店主の個人所有のために入荷しました。
現在も手放すことをかなり躊躇しておりますが、現在コロナの影響でトランクショー(ポップアップショップ)開催が休止となり、少しでもシーマスター120ファンの方に向け楽しい時計をご紹介できたらと思い、ラインナップに加えます。
こちらはオーバーホール後のお渡しとなります。
この個体、本来純正ブレスレットが付属いたしませんが、画像にて装着の3連ハードブレスレット(当店私物)と同じものをご希望の場合は、オーバーホール完了に合わせ別途ご用意いたします。
Instagramで先行公開しておりますので、販売は可能です。
気になる方は是非お問い合わせください。
WhiteKings 店主