2026/03/07 03:48
こんばんは。
White Kings店主です。
『ヴィンテージを愛することは、人を愛することである』
私たちWhite Kingsはそう考えています。
当店が開業して今月で8年目。
8年で多くのことが変わりました。
メンバーも変わり、ロゴも変わりました。
それでも変わらないことは、
取り扱う時計たちへの愛、
その時計を通し当店を知り得て下さった
皆様への温かな気持ちです。
『OMEGAと言えば』
そんな嬉しい言葉を耳にすることも増え、
様々な面でますます努力を重ねより良い
お店にしていく必要があるなと日々感じています。
この数年、
巷にヴィンテージウォッチ専門店が
とても増えたと思います。
多くの方が古い時計に興味を持つ
きっかけができ当店も嬉しく思います。
綺麗な写真を撮るお店も増え、
そういえば当店も最初は写真の綺麗さでも?
評価された時期があったよな…
と思い出しました。
今では時計店がきちんとしたカメラで
撮るのが当たり前の時代になりましたし、
正直カメラスペックや技術でいけば
当店より優れたお店も増えたと思います。
ただ当時は私たちがなぜ写真に拘るのかは
あまり伝わっていなかったような気もします。
ご存じの通り、私たちが扱う時計は
世間一般が想像する『綺麗な時計』ではありません。
人が生き、誰かがこの時計を使い込んだ
痕跡が残る”リアル”なヴィンテージばかりです。

【1952 OMEGA ”Pre Constellation” U.S.Ltd.】
ですので時計を”綺麗に”撮ろうとすればするほど、
本来の魅力から遠ざかっていきます。
ああでもないこうでもないと言いながら
当店が自らカメラを構えることを大切にするのは、
私たちが扱う時計の『内面』を引き出すのも
仕事のうちだ、と考えているからです。
これは自身が愛する存在を被写体に据え、
撮影する過程にも似ている気がします。
ファインダー越しに自身に向けられる
その眼差しや笑顔、表情。
それが家族であれ友人であれペットであれ、
日常の何気ない特別な瞬間をおさめ
嘘いつわりない大切な思い出とするように、
私たちが愛する時計に虚飾は不要です。

時計から得られる感動や安らぎ、心の穏やかさ。
その愛おしさを少しでも可視化して
お客様にお伝えするためには、
私たちスタッフが最前線で本物の体験に触れ、
誰の物語でもない、自身の言葉と行動で
時計をお届けする必要があります。
それが仕入れだったり、修理だったり、
撮影だったり、
あるいはこのブログだったりします。
最近はスタッフの教育目的もあり、
正直画像にバラつきもあり申し訳ない気持ちです。
ただ、その目指す目的は今も昔も変わりません。
古く、焼け、それでもなお力強く動き続ける
ヴィンテージウォッチの姿。
当時は量産品に過ぎなかった時計たちが
人の手を渡る中で存在意義を帯び、
人の生きた痕跡が積層した結果
たった一つの個になりうることを、
『感動』という心の形で
私たちに証明してくれています。

ヴィンテージウォッチが今を生きる私たちに
新たな感動と深い愛情を伝えてくれるのは、
まぎれもなく人が紡いだバトンが
姿を変えた存在だからだと考えています。
モノを手に取り、身に纏い、五感と心で感じる。
現在はAIをはじめさまざまなツールが発展し、
体験がなくても物事を語れる時代になりました。
そんな時代に私たちがお伝えできることは
モノを通した、人の心です。
どこでも買える、誰でも買える。
そんな時代において当店White Kingsは
"ヴィンテージ"ウォッチ店として
全ての時計に妥協しません。
この時計たちの先にある、
お客様の人生を見据えていたいからです。


自分たちの経験した本物の体験を
そのままお客様にお伝えする。
これが当店の強みなのかなと思います。
私たちWhite Kingsは、こんなお店です。

Wihte Kings 店主

