4/19(土)-4/20(日) 当店フロアにてイベント開催。

2025/04/11 05:59

White Kings 店主です。


"志を同じとする異なるショップたちが、
 一つのショップのスタッフとして存在する”
というコンセプトのもと開催される
『La Lumière -古きを温(たず)ね- 』。

前回のブログではイベント趣旨について
ご説明差し上げました。

今回は、本来別ブランド/ストアとして
存在している彼らについてご紹介してまいります。
ここに記す人物像、台詞は全て現実であり、
彼らの人間性を示すヒントとなれば幸いです。


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①cleaveland(クリーブランド) / 近藤渉 氏

 
     『大莫迦野郎ですよ、あいつは—』


当『La Lumiere』発起人にして
似非(エセ)古物商店:
STORE of Fake vintage 創始者。

東京:吉祥寺にて直営店『orlo』を展開し、
たった一人でブランドを完結させている。

ブランドやレーベルには映像作品のような
『空想』の世界観を交えながらも、
その被服づくりは常に本質に迫る鋭さがあり、
世の洋服が持つシミュラークル(模像や虚像)に
”フィクションの側から斬り込む”(或いは殴り込む)
という、強烈なパラドックスすら内在している。


彼の描く被服作品は
「ノスタルジアを感じる初めて見るモノ」。


ユニセックスのニットウエアやシャツ、
カットソーを中心に展開。

クロスレーベルに位置する
『cleaveland × BELLA MOLNAR』
では贅の限りを尽くしたパンツも展開。


品質に一切の妥協を見せない愚直なまでの
モノづくりが彼の見据える視線を表している。

『STORE of Fake vintage』の頃より
リーダー的存在として活躍。
洋服に対する愛は人一倍であり、
同じ志を持つ同僚の笹岡氏とは戦友。
笹岡氏の痴態を〆るのも、長年の役目。


-コメント
『自分が真に思うカッコいいことを成し遂げたい。
そのためには、どんなにカッコ悪いことでもやる。
              —カッコいいでしょ。』



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②SHAMS(シャムズ) / 鏡面野郎 / 笹岡和弘 氏


『瞬きって意味をさ!分かってねえんだ奴らは—』


『La Lumière』の名付け親。本業はシャツ屋。
参加スタッフの中では最年少。
3者のムードメーカー。ただしシラフは小声。

ヴィンテージショップでの長年の経験を経て独立。
世の"モノ"に溢れる欺瞞への反骨として、
『本物のシャツ』に挑戦するべく
15年以上に渡り孤軍奮闘してきた。
ブランド名”SHAMS(意: まがいもの)”は
本物のシャツ作りへの自負と世の中の
服への皮肉を表している。


そのスタイルから繰り出されるドレスシャツは、
自ら『世界一クドイ』と形容する作り込み。


イギリス紳士服を始めとした
ユーロヴィンテージを徹底的に研究し、
現代技術で昇華させる手法は良い意味で
莫迦げている。

職人1人が全工程を縫い上げる『丸縫い』を
全てのシャツ/帽子で採用しているのも特徴。


彼の"クドイ"クラシックの真意は、
是非プロダクトにて確認いただきたい。

今回はブーツ・シャイナーである
『鏡面野郎』としても活躍予定。


-コメント
『自分が作るシャツが世界で一番カッコいいと
 思ってる。それが自分が生み出す服への敬意』





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③LONESOME.(ロンサム)  / 戸田誠 氏


『話が違うじゃないですか、笹岡さん—』


ユーロデザインのジュエリーデザイナーであり、
革物職人であり、デザインから製造・対面販売
までをもこなす『ミスター・オールインワン』。

四半世紀に渡り金属加工(メタルワーク)と
皮革縫製(レザーワーク)に従事し、
独学でLONESOME.を創業。
繊細でありながら確実な仕事で作り込まれた
英国調の作品群はいち作家の域を超えており、
まさに鉄人。


ラインナップは、メタルプロダクトは
リング・タイピン・スカーフリング・ブレスレット。
革小物はベルト・ウォレット・カードケース...
数え切れないラインナップのどれもが超一流。


ヴィンテージの世界観を丁寧に紐解きながらも、
誰もやったことがないアプローチで作品作りを
続けている。

White Kings オリジナルベルト『Axiom』の
尾錠: Honest(オネスト)は彼の手によるもの。
名称は彼の名が由来だが本人曰く
『それはやめた方がいいと思う』とのこと。

物腰柔らかく、その完成したディティールに
戸田氏本人のファンも多い。


笹岡氏に対するウィットに富んだ突っ込みも
見どころの一つ。


-コメント
『実はイギリスは一度しか行ったことがないんです。
 でも僕なりにその世界を表現したくて向き合った。
それが現実に追いついたのなら、素直に嬉しいです』



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White Kings