2020/07/23 05:29
おはようございます。
WhiteKings 店主です。
店主は時計のコレクターですが
紳士時計に限定していません。
美しいと感じたものは分け隔てなく
一度は手にしたい、と思い集めてきました。
ヴィンテージウォッチには、
ウォッチカクテルウォッチと呼ばれる
ものが存在します。
夜のお酒の席で女性が身に着けていた
装飾があしらわれた小さな時計たちが
こう呼ばれてきました。
実用性ありきの紳士時計に対して、
女性が身に着ける時計は華奢で美しく、
装飾品の一部として扱われてきました。
夜の照明に煌びやかに輝く外観は
紳士時計にはない、
レディースウォッチだけの特権と言えます。
OMEGA 1960’s De Ville Hand Winding
ダイヤモンドカットが施された
このOMEGAの小さな時計は、
同社のヴィンテージレディースウォッチを
代表する顔とも言えます。
2cmに満たない小さな時計。
かつて、こんな小さな機械式時計が
存在したのかと驚いたものです。
光の加減で宝石のような輝きを見せ
時計そのものが１つのジュエリーのようです。
この時代、時計は完全なオートメーションではなく
多くの工程で職人の手仕事が加わっていました。
このような小さな時計に
どことなく温かさを感じられるのは
手仕事の名残かもしれません。
繊細な見た目とは裏腹に、
現代で実用できる時計であることも
ヴィンテージウォッチへの漠然とした不安を
取り除いてくれます。
手が届くプライスで楽しめることも
ヴィンテージウォッチを身近に感じさせてくれる
一つのポイントでしょうか。
現代でこのような時計を作ろうとしたら、
一体いくらになるのか想像もつきません。
美しい輝きを放つカクテルウォッチを
数十年の時を経て再び腕元で輝かせてほしい
と思います。
【商品ページ】
WhiteKings 店主
